所得税の申告期限は3月15日です。
今日は3月13日。あと丸2日あります。
まだまだ申告書と格闘する個人事業主さんや税理士事務所もあると思いますが、私の事務所は今朝、最終の電子送信を終えました。
私が最初に勤めた事務所のお客様は圧倒的に個人事業が多かったんです。
また、高所得の方が多かったため、消費税とともにその申告件数は一時期200件以上あったように思います。
そのうちの何件を自分が担当していたのかは覚えていませんが、毎日とても辛くて大変で、でも充実した毎日でした(笑)
そんな沢山の申告書を今と違って全て印刷して捺印をもらい、税務署に提出していたのでかなり早い時期から申告の準備を始め、早めに終了して確認作業に入っていました。
なので、200件以上あっても13日頃には殆どが提出を済ませていました。
そういう事務所にいたからか、今でも早く仕上げないと不安で不安で(*≧艸≦)
そんな個人事業の多い事務所に長く勤めていて沢山の経験を積ませていただいた私でも、未だに経験したことのないような案件が舞い込んできます。
それは所得税が故のことなんですよね。
例えば、所得の種類。
法人なら、単純に益金と損金で考えればいいんですが、所得税の場合はその所得を課税の対象となるものと、課税の対象にならないものに分けて、
課税の対象となるものは更にその内容によって10種類に区分しなければなりません。
事業所得なのか?
雑所得なのか?
事業なら青色の特典が使えるけれど、雑ならダメだし…。
所得区分はできても、それに対する経費なのか?
今年は微妙なことで悩むことが多かったです。
お客様に多く納税してもらう訳にはいかないしね。
適正な納税を実現しようとしても細かなことまで法律に書いてあるわけではないし、解説書を片っ端から見たり、判例等を探したり、税理士の友人の意見を聞いたりして無事申告を終えることができました。
やっぱり所得税はそれぞれの方の細かな事情まで関係することもあるので、早い目に資料をいただけると、それだけ時間をかけて充分に対応できます。
是非、ご協力くださいね。それがお互いの為になりますから。
明日、明後日は再度見直して間違いがないかの確認作業にあてます。
税理士 松井千春
2017,3,13